“tバック” 特集記事!
お尻を美しく見せる“tバック”。同性から見ても健康的に、セクシーにTバックを履きこなす女性は憧れです。ここでは、体を美しく見せる“tバック”「thong」に注目しました。チーキーやGストリングなど、Tバックの種類や、セクシー下着を履きこなしたい時に避けて通れないアンダーヘアのハミ出し対策、お尻コンプレックスを解消させる簡単な美尻レッスンもご紹介します。
Contents
- 1 “tバック” とは? Tバックとは臀部(でんぶ・お尻)の露出が多い下着や水着のこと。
- 2 英語では? 英語でも“tバック” (“T-back”)は使いますが、さらに種類ごとに名前がついています。
- 3 “tバック” はいつ頃生まれたの? Tバックは20世紀前半に誕生していた。 ~Tバックの歴史~
- 4 “tバック” はどこの国で生まれたの? Tバックが生まれた国は不明。
- 5 “tバック” は誰が拡散したの? アメリカの有名女性シンガーをはじめとする芸能人たちが格好良く履いていた。
- 6 “tバック” はなぜあんなに細いの? 下着のラインを見せないためでもあり、日焼け残しを防ぐためでもあり、セックスアピールのためでもある。
- 7 “tバック” とセクシー下着(ショーツ)の種類を紹介します
- 8 “tバック”をきれいに履きたい! 悩みはアンダーヘア? 美尻レッスン
- 9 “tバック” とは? Tバックとアンダーヘアのお悩み関係まとめ
“tバック” とは? Tバックとは臀部(でんぶ・お尻)の露出が多い下着や水着のこと。
“tバック”とは、海外ではソング、タンガ、Gストリング、Tストリングなどと呼ばれているものです。「Tバック」という言葉は和製英語で、日本ではソングやGストリングなどと呼ばれているものを「Tバック」とまとめて呼んでいます。(もちろん、Tバックに力を入れている下着メーカーは、細かく使い分けていますが、そこまでこだわっている消費者はまだ少ないのが現状です。)
後ろから見たスタイルが、アルファベットのTの字に見えるほど深くカットされたデザインになっているので、Tバックと名付けられました。一般的に日本では、バックのデザインがTの字っぽければ、全部Tバックで通ります。
英語では? 英語でも“tバック” (“T-back”)は使いますが、さらに種類ごとに名前がついています。
英語圏の“tバック”は、日本語の“tバック”よりも狭い意味で使われていて、バックに布がなく、紐でT字を描くもの(Tストリング)に限られています。
Tバックに含まれるショーツの種類としては、日本語でのソング(thong)、タンガ(tanga)、チーキー(cheeky)、Gストリング(G-string)、Tストリング(T-string)、Vストリング(V-string)・Cストリング(C-string)などが該当します。
中国語では、Tバックは一般にdingziku (丁字褲/丁字裤)と呼ばれています。(日本人が読むとT字帯やふんどしが思い浮かびますね)
韓国語では티팬티(Tパンティ)と呼ばれるそうです。
どこの国でもバックの「T」の字のイメージがしっくりくるようで、「Tバック」に近い呼び方をされています。
世界中に該当する言葉があり、愛用者が世界中にいることがわかりますね。
“tバック” はいつ頃生まれたの? Tバックは20世紀前半に誕生していた。 ~Tバックの歴史~
“tバック”がいつ頃生まれたか、はっきりとした資料はないようです。一部のファッション史家によると、アメリカで最初にTバックが一般に公開されたのは、1939年のニューヨーク万国博覧会だったとのことです。
当時のニューヨーク市長が、市内のヌードダンサーに着衣を命じ、「それならばこれでどうだ!」という事で誕生したのがTバック(紐状の下着)だったのではないか、という事です。
20世紀前半からストリップダンサーがショーシーンでTバックを身に付けていた、との記述もあるそうなので、この流れで、1950年くらいには、Tバックは誕生していたのかもしれませんね。
一般的に認知されるのは、1970年代、南アメリカ、特にブラジルでTバック水着の流行が始まったことがきっかけだったそうです。
海水浴場での裸姿に規制がかかったものの、日光浴のため、できるだけ裸でいたかった一般人が、T バックビキニの水着を着用するようになったことから大流行したそうです。
その後、1990年代に入り、Tバックは欧米で流行します。特に北欧や東欧諸国で、多くの女性に受けいれられ、広まりました。
「女の下着の歴史」には、まだTバックらしい下着は紹介されていません。「寝室での下着のいろいろ」(p192)としてフロント部分が幅3~5cm程度の布で、バックが三角の下着が紹介されています。今ではTフロントと呼ばれる、前後が逆のTバックのような下着です。そのようなセクシーな下着は、1966年にはすでに浸透していたようですが、Tバックはまだそれほど知られていなかったようです。
やはり、欧米でも1970年代に入ってから知られるようになり、1990年代に流行が来たと考えられますね。
~「女の下着の歴史」セシル・サンローラン著、深井晃子訳 文化出版局 (日本で発行されたのは昭和56年(1981年)ですが元は1966年版の日本語訳)~
日本ではバブル期(1986年~1991年)にハイレグ水着が流行し、その少し後、Tバック下着が、いわゆる「ボディコン」の若い女性たちの間で流行しました。
この頃、アメリカの有名なダンスポップスター(マドンナさん)がステージで着用していたのを、日本でもリアルタイムで見ることができました。
Tバックの流行については、欧米と日本の流行の時差はほとんどありませんでした。
バブル期の元気だった日本で「ディスコ」「ボディコン」「Tバック」はセットで広がりました。この頃20代だった女性は、ビキニライン処理(当時はアンダーヘア処理や、VIOとは言わず“ビキニライン”と言っていました)をしていた方が多い印象です。
その後、バブルが弾けてハイレグ・ボディコン文化が下火になり、変わって、1990年代から2000年代にハイティーンの間で腰パンブームが来ました。
腰パンはゆったりとしたシルエットのジーンズやチノパンをウエスト部分ではなく腰の部分で履くスタイルで、主に男の子の間で流行しましたが、女の子たちもローライズのパンツ(ボトムス)や腰履きのミニスカートを好んで履いていました。またローライズパンツ(ボトムス)に合わせて、Tバックを履き、Tバックの腰の横紐と縦の結び目部分をわざと見えるようにしたファッションも流行しました。
見せブラ(ブラジャー)や見せパン、見せT(バック)はギャルファッションの走りだったのではないでしょうか。渋谷の109全盛期の頃とも重なります。
ハイレグ水着はお目にかからなくなりましたが、Tバックの下着は定着して今でも一定数の支持があります。
また、流行する前も今も、Tバックはモデルやボディメイクを頑張っている人に愛されている下着です。もちろん、男性にもファン(Tバックの女性が好き)や愛用者(自分で身に着ける)がいて、これからもなくなることはないでしょう。
“tバック” はどこの国で生まれたの? Tバックが生まれた国は不明。
“tバック”のルーツはアフリカ、サハラ地方やブラジルなど諸説あるそうですが、確証がなく、Tバックが生まれた国は不明です。
ただ、ブラジル人にとってTバックは、水着としてリオの海岸で女性が使用したり、リオのカーニバルをはじめ、サンバのダンサーはTバック衣装を着用したりする身近な衣類であるため、南米で生まれたのではないかと考える人が多いようです。
“tバック” は誰が拡散したの? アメリカの有名女性シンガーをはじめとする芸能人たちが格好良く履いていた。
ハリウッドの女優たちの間でも、ポップスターたちの間でも“tバック”は当たり前のファッションとなっているので、今となっては誰が広めたという事は定かではありませんが、前述のアメリカの有名女性シンガーがステージで格好良く履いていたのは強く印象に残っています。
堂々とTバックを披露する、アグレッシブで強い女性の姿に、憧れを抱いた人も多かったのではないでしょうか。
日本での、今で言うインフルエンサーは、深夜のテレビ番組でスカートをめくりTバックを見せるのが話題となったセクシータレントの名前が上がるかもしれません(飯島愛さんの印象が強いですね)。
男性をターゲットにした大衆紙が、Tバックを初めて紹介し、その後も度々紹介したため、テレビで紹介される前は、Tバックは週刊誌が広めたともいわれています。
“tバック” はなぜあんなに細いの? 下着のラインを見せないためでもあり、日焼け残しを防ぐためでもあり、セックスアピールのためでもある。
“tバック”はバックの生地の面積が小さいため、お尻の二つの山の間を布が通り、お尻の丸みが美しく出る効果があります。スカートやボトムス(ズボン)などを履く時に下着の線(ショーツラインや男性ならブリーフライン)がアウターに響かない、というのがTバックが細い主な理由です。
また、「Tバックはいつ頃生まれたの?」の項目でも紹介しましたが、Tバックは海水浴場で日光浴をする時に、できるだけ裸に近い形で日光を浴びる目的で作られたデザインです。
最低限に肌を覆うということで、あのように細いということですね。綺麗に日焼けしたいという目的も叶える細さです。
“tバック”が細く、肌を覆う面積が狭い理由は、こう言った機能的な理由が主である一方で、セクシーさを強調するためであることも否定できません。
臀部(お尻)が露出され、セックスアピールに富むファッションなので、性的な魅力を効果的に伝えるアイテムとして着用されることもあるでしょう。
またさらには、セックスアピールのためだけではなく、ボディビルなど、鍛え上げた肉体を美しく見せるためにもTバックはうってつけです。
むしろ、誰かを扇情させるためと言うより、自分のフィジカルを確認したり、大切にしたりするために愛用されているのかもしれません。
“tバック” とセクシー下着(ショーツ)の種類を紹介します
ソングとは
日本人が思い浮かべる一般的なTバックのことを英語では“thong”(ソング)と言い、日本でもTバックではなく、ソングと表記して販売しているメーカーもあります。ストリング系よりも布部分が広く、「スタンダードなTバックショーツ」のことです。
タンガとは
タンガとソングは同じ意味で使われていて、地域によって呼び方が違うだけともいわれています。ドイツ、イタリア、ポルトガルではタンガ、イギリスではソングと呼ばれているとのことです。タンガの方が、若干クロッチ部分が広めで、ソングの方がより「紐」に近いとする説明もあります。
チーキーとは
チーキーは、お尻の下部は露出させますが、Tバックの中では、お尻をカバーする範囲が広めのものです。 下着としても使用されますが、ビキニボトム(水着のアンダーショーツ)としても使用されています。タンガよりさらにお尻のカバー範囲の広いもののことです。
G ストリングとは
ストリング(string)とは英語で弦や紐の意味です。かつて、「ギーストリング」という用語が、アメリカ先住民のいわゆる「ふんどし」を保持する「紐」を指したそうです。これを由来としたのか、19世紀以降、アメリカのハーパーズ・マガジンが、日本で言うところのこの「ふんどし」にGストリングという言葉を使用し、紆余曲折を経て、今のGストリングが生まれたそうです。Gストリングにとって大事なのは腰(横)の「紐」で、前後に渡すあて布(または紐)は、補足という考え方のようです。日本でGストリングと言えば、Tバックの中でも、紐で構成されたセクシーで過激なデザインの下着を指すことが多いです。
T ストリングとは(Tバックとは)
バックスタイルが、紐状でT字のデザインのものをTストリングといいます。後ろのクロスする部分は紐状なのが特徴です。このクロスする部分に、アクセサリーなど装飾が施されているものもあります。
Vストリングとは(Vバックとは)
ビクトリアズシークレットによって導入されたデザインの下着で、前からバックに渡された紐(ストリング)が臀部(お尻)の上にある三角形によって、ウエストの横紐につながっています。後ろが「V」の形になっているのが特徴です。
Cストリング(Iバック)とは
日本では「Iバック」として話題になりました。過激なスタイルのため一般的なアンダーウェア売り場では見かけることはない形のTバックです。腰の横紐(ウエストストリング)がなく、前後に性器を覆うような形状をしています。多くはプラスチック製の芯が入っていて、股に挟むような外観をしています。Cストリング(Iバック)は海外では、肌を焼く時、G ストリングや 、T ストリング、V ストリングの水着と違って、腰のストリングのラインが白く残らないので、水着として着用されているそうです。
“tバック”をきれいに履きたい! 悩みはアンダーヘア? 美尻レッスン
“tバック” をきれいに履きたいときのお悩みはアンダーヘア?
“tバック”をきれいに履きたいとき、まず残念なのは、アンダーヘアが覆えないこと。脱毛してハイジニーナ(無毛)にでもしていない限り、通常はアンダーがハミ出てしまうのが悩みです。
以前お会いしたお客様も、「Tバックをきれいに履きたいけど、悩みはアンダーヘアを何とかしなきゃいけないこと!」と言っていて、同意しかありませんでした。
「増補改訂版笠井資料」には無毛とされる人は0.3%しかいないので、クロッチの細いTバックを綺麗に履くには、アンダーヘアの処理はほとんどの人に必要になってくると考えられます。
ましてや、自分は濃目かもしれないと感じている方は、Tバックそのものが、無理かな、と感じられてしまうかもしれません。
~笠井寛治. 増補改訂版日本性科学大系Ⅴ日本女性の外性器統計学的形態論. (株)フリープレス,2009,501p.表11~
アンダーヘアの処理にはラヴィアiラインシェーバーがおすすめ
ショーツのセレクトのほとんどがTバックの人は、アンダーヘアが少ない人や、VIO脱毛をしてハイジニーナにしている人が多いと思いますが、「Tバックはたまにでいい」と考えている人には、ラヴィアiラインシェーバーがおすすめです。
脱毛サロンやクリニックほどの完成度でツルツルになりませんが、購入してすぐに使えるので、試してみる価値はあるかと思います。
ラヴィアiラインシェーバーは、Iライン、Oラインが剃りやすいように開発されたアンダーヘア専用シェーバーです。
コンパクトなサイズでありながらパワフルで、硬いアンダーヘアも手軽に処理することができます。持ち手部分の独特なカーブが、IラインやOラインのような複雑な局部にフィットするようになっていて、小回りが利くのが特徴です。まずはラヴィアiラインシェーバーのように気軽に「全剃り」を試せる道具でアンダーヘア処理を試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、男性用には「KDIOSグルーミングシェーバー」という商品を販売しています。
“tバック” を履きこなしたい! お尻コンプレックスを解消させる美尻レッスン
アンダーヘアのはみ出し問題と同じくらい、“tバック”を着用する時の悩みとなるのは、お尻(ヒップ)のプロポーションかと思います。
これは、一日で解決できる問題ではありませんが、美尻レッスンと言うことで、簡単なエクササイズをご紹介します。
虎のポーズ
手足を伸ばす時に、お尻の筋力を意識して行うと効果を感じます。
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四つ這いの姿勢で、肩の下に手のひら、足の付け根の下にヒザを置きます。背筋を伸ばし、下腹を軽く引き締め、息を吸いながら左足を後ろに蹴り出します。下腹でバランスを取りつつ、全身を長く伸ばす感覚で、ひと呼吸します。息を吸うタイミングで、右手を前に伸ばし、腰が反らないように頭、背中、右太ももを同じ高さに揃え、伸ばした右手と左足を一直線に引っ張り合います。
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吐く息に合わせて、右ヒジとを左ヒザをくっつけるように体を丸めます。額も右ヒジに近付けるように内に入れます、圧縮するように息を吐き切ります。吸う息とともに右手と左足を伸ばした(1)の姿勢に戻ります。呼吸に合わせながら、(1)(2)の動作を10回程度繰り返します。
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左右の足と手を逆にして、同じように10回程度繰り返します。
四の字のポーズ
ガチガチに固まったお尻を伸ばす感覚が気持ちいいストレッチポーズです。
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床に仰向けになり、ひざを立てます。
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右足首を左ひざ(柔らかい人は左ふともも)の上に乗せ、足で数字の“4”の字を作ります。
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右手を4の字の間から通して、左ひざの裏に添えます。左手は外側から左ひざの裏に持ってきて両手を組み、左足を抱えるようにしてゆっくりとお腹に引き寄せます。
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左右の足を交代して、同じようにお尻を伸ばしてほぐします。
“tバック” とは? Tバックとアンダーヘアのお悩み関係まとめ
「“tバック”特集!“tバック”とは?tバックをきれいに履きたい! 悩みはアンダーヘア?7種類のTバックの違いを解説」はいかがでしたか。
今回はTバックについて調べてみました。Tバックはアウターに響かない下着であり、きれいに日焼けするための水着で、セックスアピールのアイテムでもあることがわかりました。
最近アメリカのモデルの間でTバックのチラ見せが復活の兆しあり、とのファッションニュースを目にしました。過去を回顧するわけではありませんが、流行は繰り返すともいいますので、また流行るかもしれませんね。
Tバックの解放感は、休日のリラックスタイムをちょっと贅沢にしてくれます。普段Tバックを選ばない方も、気分を変えて身に着けてみてはいかがでしょうか。少しばかり自分のお尻が愛おしく感じられるかも(?)しれません。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。